電力難民
電力難民
すごい言葉が出てきました。
この電力難民とは、企業を示すことになりますから、一般の方々は難民にはならないかと思います。
この電力難民とはどういうものなのでしょうか。
昨今の燃料調整費高騰で、新電力(PPS)業者は軒並み撤退もしくは倒産に追い込まれました。
その特高、高圧電力の契約企業に対して、各電力会社は新規の特高、高圧契約の受付を中止しています。
その際、セーフティーネットである最終保証供給約款が適応されてる現状があります。
この最終保証供給約款とは、新電力が撤退、倒産した場合、電力を供給をストップされます。
電力がストップすれば企業活動はできません。
そこで各電力会社が通常の電気料金に1.2倍上乗せした価格でなら電気を供給してもいいですよーっていう制度です。
但しこの最終保証供給電力は、期間限定であることを条件に、その期間内に他の電力会社を見つけてくださいねーって言ってます。
しかし、各新電力もこの特高、高圧新規契約は打ち切っているんですよね。。。
どうすればいいのでしょうか。
そこでついた名称が、
電力難民
ということなんです。
行き場のない、あくまで暫定的、もしくは臨時的な状態で企業は運営しなくてはならない状況です。
非常に不安定です。
また、最近のニュースでは、この最終保証供給電力のほうが、民間の電力より安くなっている逆転現象がおこっています。
このとから、最終保証供給約款の契約件数が増加しているとのことでした。
燃料調整費の上限撤廃の動きで、市場から調達する電力は高騰しています。
最終っていておきながら、最終保証供給電力のほうが安いとなれば、契約件数は増加します。
そこで東京電力は、市場電力に反映する形で30%の電気料金の値上げを発表しています。
実際に企業は、新電力で電気代が安くなった時期はあったものの、このような状況下では安くなっていた電気代の利益は今後相殺されるか、はたまた食われる形になりそうです。
私たちクリエネは、再生可能エネルギーの可能性を2012年の固定買取制度から取り組んでいます。
当時40円だった売電単価は10円になっており、当時従量単価(高圧)が13〜14円平均だった電気代は17〜18円と上がっています。
こちらも10年前と比べ逆転現象がおこっています。
電気は売る時代から創る時代へと変化しています。
当時から、年2%の電気代上昇と唱えてきておりましたが、それ以上の上昇です。
この電気代上昇は今後も上昇すると見ております。
電力難民という造語まで出てきた今、電力会社選びを考え、電気代削減を考えないと経常利益は圧迫します。
電気はインフラで、企業活動をする上でなくてはならないものです。
その電気代を安くする方法が再生可能エネルギーによる太陽光発電ではないかと考えております。
各種補助金、税制優遇等々様々な援助があります。
電力難民でお困りの企業様は是非お問い合わせください。